連携充実加算について
当院では、医療機関と薬局との連携強化や、きめ細かな栄養管理を通じて、がん患者に対するより質の高い医療を提供するために、連携充実加算を取得しています。
連絡・お問い合わせ先
患者さんの状態(副作用発現状況等)の照会・報告
担当:健生病院 外科外来
TEL. 0172-55-7717/FAX. 0172-55-7742
レジメン内容に関するお問い合わせ
担当:健生病院 薬局
TEL. 0172-55-7717(代)/FAX. 0172-55-7737
連携充実加算とは?
外来での抗がん剤治療の質を向上させる観点から、患者さんにレジメン(治療内容)を提供し、患者さんの状態を踏まえた必要な指導を行うとともに、地域の薬局に勤務する薬剤師等を対象とした研修会の実施等の連携体制を整備している場合に取得するものである。
連携の概要
- 治療の状況等を共有する事を目的に、提供した治療の目的及び治療の進捗等を文書(以下参照)により提供、患者さんの状態を踏まえた必要な指導を行う。
〔提供文章〕- 抗がん剤指示書(使用レジメン、抗癌剤投与量、投与スケジュール等の記載)
- 治療内容提供書(副作用発現状況等の記載)
- 血液検査結果
- 患者さんに上記文章を他の保健医療機関又は保険薬局に掲示するよう患者さんに指導を行う。
- 文書の提供を受けた、保険医療機関又は保険薬局(注1)は、当院に必要に応じて副作用発現 状況等の情報のフィードバックを行う。
- 当院でフィードバックを受けた内容を元に、分析・評価を行う。
- 上記分析・評価から、必要な場合には当院から患者さんへ連絡し対応をする。また、その内容を情報提供元にフィードバックを行う。
- 次回治療の際に、行った分析・評価を元に、治療内容・方針の再検討を行う。 上記を繰り返し行う事で、より良い外来化学療法の提供を行う。
(注1)保険薬局については、以下を満たした場合特定薬剤管理指導料の取得可
- 患者さんのレジメン等を把握した上で、必要な服薬指導を実施
- 次回診療時までの患者さんの状況を電話にて確認、その結果を医療機関に FAX で情報提供(詳細は、診療報酬参照)
実際の連携の流れ
STEP1
外来化学療法の後、患者さんは以下の4点を持って院外保険調剤薬局へ行きます。
- 患者説明用紙
- 抗がん剤指示書
- 検査データ
- 処方箋
患者さんが持参した上記書類の内容を確認し、服薬指導を行ってください。
STEP2
院外保険調剤薬局から患者さんへ投与の翌週の金曜日10:30までに、患者さんへ電話連絡を行っていただき、副作用状況や内服状況などを聞き取りし、「化学療法副作用情報提供書 (Exel形式)」に記載し健生病院 外科外来にFAXをお願いいたします。下記よりダウンロードしてご利用ください
電話連絡に関しては、患者説明用紙の左下に希望日時を記載しています。 希望日時の電話連絡が困難な場合は、平日10:00までに電話連絡、及び外科外来への FAXをお願いいたします。 (健生病院 外科外来 FAX: 0172-55-7742)
STEP3
FAXしていただいた情報をもとに患者さんへ対応いたします。 対応した内容に関しては、外科外来から各院外保険調剤薬局へFAXにて返答致します。
レジメン紹介
レジメン紹介のページはがん治療に関わる医療従事者を対象に、当院で行われている化学療法(レジメン)をご紹介しているものです。ご紹介しているレジメンは、当院の化学療法委員会で 審議した結果、承認されたレジメンとなります。
尚、患者さんの状態(年齢や PS 等)、疾患の状態(補助療法か進行・再発症例か等)、主要臓器機能の状態等により、使用薬剤の調節、投与量の調整等が行われる場合がございます。
上記内容に、同意した上での閲覧をお願いいたします。
更新:2023年 12月 22日