令和5年度 健生病院 病院情報の公表
病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 251 | 71 | 153 | 229 | 303 | 386 | 714 | 1211 | 1363 | 664 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 151 | 2.12 | 2.61 | 0.66 | 68.40 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 124 | 27.83 | 17.38 | 4.84 | 85.00 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり | 76 | 2.00 | 2.03 | 0 | 53.54 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 71 | 11.56 | 8.75 | 2.82 | 80.06 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 64 | 23.19 | 20.60 | 7.81 | 83.25 |
小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)が最も多い症例となっています。
高齢者の心不全等に対する治療も増えています。また、睡眠時無呼吸症候群に対する治療も増えており、比較的中年層の患者の割合が多くなっています。その他、脳血管疾患、心疾患、内分泌・代謝疾患、血液疾患などの診療も行っており、内科疾患に広く対応しています。
高齢者の心不全等に対する治療も増えています。また、睡眠時無呼吸症候群に対する治療も増えており、比較的中年層の患者の割合が多くなっています。その他、脳血管疾患、心疾患、内分泌・代謝疾患、血液疾患などの診療も行っており、内科疾患に広く対応しています。
総合診療科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
180030xxxxxx0x | その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし | 218 | 16.27 | 8.60 | 4.13 | 82.17 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 167 | 23.73 | 20.60 | 11.38 | 84.65 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 89 | 22.62 | 13.52 | 7.87 | 81.93 | |
130090xx97x0xx | 貧血(その他) 手術あり 手術・処置等2なし | 39 | 4.82 | 10.70 | 0 | 88.33 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 37 | 24.24 | 17.38 | 0 | 87.05 |
その他の感染症(真菌を除く。)が最も多い症例となっています。当院では2023年10月まで新型コロナ専用病床を確保し入院を受け入れていました。2024年10月現在も引き続き、比較的に高齢の患者さんが入院しています。
次いで誤嚥性肺炎、腎臓または尿路の感染症、心不全であり、上位5位の平均年齢は70歳以上で高齢の患者さんが多くなっています。
上位5位中の4項目の疾患で平均在院日数が全国より長くなっていますが、患者の年齢が高いこと、津軽地域医療圏に回復期や慢性期機能を持つ医療機関が少ないことによると考えられます。
循環器、呼吸器といった従来の臓器観念にとらわれることなく、内科系疾患を中心に幅広くかつ柔軟に診療を行います。
次いで誤嚥性肺炎、腎臓または尿路の感染症、心不全であり、上位5位の平均年齢は70歳以上で高齢の患者さんが多くなっています。
上位5位中の4項目の疾患で平均在院日数が全国より長くなっていますが、患者の年齢が高いこと、津軽地域医療圏に回復期や慢性期機能を持つ医療機関が少ないことによると考えられます。
循環器、呼吸器といった従来の臓器観念にとらわれることなく、内科系疾患を中心に幅広くかつ柔軟に診療を行います。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 90 | 5.14 | 4.55 | 1.11 | 68.32 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 59 | 15.47 | 20.60 | 10.17 | 84.47 | |
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 52 | 2.00 | 2.61 | 0 | 71.87 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 39 | 10.18 | 13.52 | 5.13 | 77.18 | |
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 37 | 9.81 | 5.98 | 0 | 63.08 |
外科では悪性腫瘍の手術から、手術後の化学療法、定期的なフォローアップなど治療部位や内容によって多種多様な症例があります。なお、当院では高齢の患者さんの入院が多くを占めており、外科でも誤嚥性肺炎などの総合診療科分野の患者さんの入院を積極的に受け入れています。
悪性腫瘍に関しては、胃、大腸、乳房、肺、膵、食道の悪性腫瘍の診療を行っています。
悪性腫瘍に関しては、胃、大腸、乳房、肺、膵、食道の悪性腫瘍の診療を行っています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 101 | 53.67 | 25.50 | 1.00 | 81.67 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | 42 | 32.60 | 19.34 | 14.29 | 80.95 | |
160980xx99x0xx | 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2なし | 21 | 37.52 | 19.27 | 0 | 75.95 | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1なし | 13 | 17.31 | 12.88 | 0 | 69.23 | |
160850xx01xxxx | 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 | 10 | 44.20 | 18.32 | 10.00 | 60.80 |
整形外科の入院症例は、高齢者の外傷が多くを占めています。高齢の患者さんが多いため、整形外科の疾病のみではなく併存症も含めた管理が重要となります。当院では内科など他科とも連携しながら診療を行っています。
上位5位の症例で平均在院日数は全国平均よりも長くなっていますが、併存症のある高齢の患者が多いこと、津軽地域医療圏に回復期機能を持つ医療機関が少ないことが考えられます。
上位5位の症例で平均在院日数は全国平均よりも長くなっていますが、併存症のある高齢の患者が多いこと、津軽地域医療圏に回復期機能を持つ医療機関が少ないことが考えられます。
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 117 | 2.15 | 2.61 | 0 | 68.42 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 38 | 9.82 | 8.75 | 0 | 79.29 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 20 | 13.65 | 20.60 | 0.05 | 85.45 | |
060340xx03x01x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病あり | 19 | 16.05 | 16.81 | 0 | 85.11 | |
060102xx02xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 小腸結腸内視鏡的止血術等 | 15 | 9.00 | 9.32 | 13.33 | 72.13 |
2023年11月に消化器内科病棟を新設し、内科で管理していた消化器分野を独立させました。
健診後精査にて内視鏡検査が必要となった方や、今も増加傾向にある大腸癌に対する早期アプローチに力を入れて治療を行っています。
健診後精査にて内視鏡検査が必要となった方や、今も増加傾向にある大腸癌に対する早期アプローチに力を入れて治療を行っています。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
150040xxxxx0xx | 熱性けいれん 手術・処置等2なし | 33 | 3.55 | 3.56 | 0 | 2.03 | |
180030xxxxxx0x | その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし | 32 | 4.91 | 8.60 | 0 | 1.91 | |
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし | 30 | 4.40 | 5.86 | 3.33 | 2.80 | |
080270xxxx1xxx | 食物アレルギー 手術・処置等1あり | 29 | 1.00 | 2.12 | 0 | 3.62 | |
140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし | 25 | 4.56 | 6.07 | 0 | 0 |
小児科では、細菌感染症、ウイルス感染症などの入院が多くなっています。
その他、食物アレルギー検査入院も積極的に受け入れています。
その他、食物アレルギー検査入院も積極的に受け入れています。
産科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120180xx99xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし | 30 | 6.93 | 6.65 | 0 | 31.67 | |
120260x099xxxx | 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 手術なし | 26 | 6.62 | 4.82 | 0 | 32.31 | |
120165xx99xxxx | 妊娠合併症等 手術なし | 22 | 11.91 | 10.56 | 0 | 29.05 | |
120140xxxxxxxx | 流産 | 22 | 2.05 | 2.43 | 0 | 33.86 | |
120200xx99xxxx | 妊娠中の糖尿病 手術なし | 20 | 3.90 | 5.10 | 0 | 31.15 |
最も多い胎児及び胎児付属物の異常は破水、既往帝切後妊娠、胎児発育不全のための母体管理等が含まれます。次いで多い症例は分娩の異常(手術なし)で、陣痛微弱、遷延分娩、児頭回旋異常、胎児徐脈、弛緩出血等が含まれます。
上記の他、妊娠合併症や切迫早産の管理入院も行っています。
2023年度の集計に含まれない自然分娩は169件となっています。
上記の他、妊娠合併症や切迫早産の管理入院も行っています。
2023年度の集計に含まれない自然分娩は169件となっています。
婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120060xx01xxxx | 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 | 34 | 8.91 | 9.32 | 0 | 49.47 | |
120090xx97xxxx | 生殖器脱出症 手術あり | 33 | 11.21 | 7.89 | 0 | 73.24 | |
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 | 33 | 6.06 | 6.00 | 0 | 49.58 | |
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 17 | 7.59 | 5.93 | 0 | 50.82 | |
12002xxx02x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし | 17 | 3.41 | 2.96 | 0 | 44.59 |
当地域では、婦人科領域の悪性腫瘍は弘前大学医学部附属病院に集約されています。当院では良性腫瘍や高齢者の生殖器脱などの手術に対応しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 53 | - | - | 27 | 35 | - | 1 | 8 |
大腸癌 | 65 | 26 | 73 | 49 | 42 | 26 | 1 | 8 |
乳癌 | 16 | 13 | - | - | - | - | 1 | 8 |
肺癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
肝癌 | - | - | - | - | - | 16 | 1 | 8 |
5大がんと呼ばれる胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者さんの数を、初発のUICC病期分類別、および再発に分けて集計しています。UICC病期分類とは、国際対がん連合によって定められた、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の3つのカテゴリーによって、各がんをⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、当院・他病院を問わずに初回治療が完了した後、当院で患者さんを診療した場合や、がんの寛解後に局所再発、または新たな遠隔転移を来した場合を指します。
青森県の全県的な特徴ではありますが、当院の患者さんの集計でも、進行がんの状態になっている症例が多く、特に大腸がんではその傾向が顕著となっています。 2023年11月に新設された消化器内科病棟では、検査入院を含め早期の治療介入を目指し多くの患者を受け入れています。
青森県の全県的な特徴ではありますが、当院の患者さんの集計でも、進行がんの状態になっている症例が多く、特に大腸がんではその傾向が顕著となっています。 2023年11月に新設された消化器内科病棟では、検査入院を含め早期の治療介入を目指し多くの患者を受け入れています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 12 | 9.00 | 53.67 |
中等症 | 46 | 25.33 | 83.50 |
重症 | 85 | 22.01 | 77.66 |
超重症 | 33 | 25.52 | 84.88 |
不明 | - | - | - |
患者数が最も多いのは重症で全体の約48.2%にあたります。2022年より超重症患者が増加しており、コロナ感染流行が影響していると考えられます。
治療は急性呼吸不全の管理、薬剤投与が中心となります。重症度に応じて人工呼吸器やNPPV等も活用し、様々な病態に応じた呼吸管理を行っています。
また、入院早期からセラピストによるリハビリテーションを開始し、廃用症候群への進展の防止に努めています。
治療は急性呼吸不全の管理、薬剤投与が中心となります。重症度に応じて人工呼吸器やNPPV等も活用し、様々な病態に応じた呼吸管理を行っています。
また、入院早期からセラピストによるリハビリテーションを開始し、廃用症候群への進展の防止に努めています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 45 | 51.91 | 83.40 | 10.26 |
その他 | 33 | 27.39 | 79.15 | 30.77 |
発症日から3日以内の急性期脳梗塞が58%を占めています。
再発脳梗塞によって機能低下が著明な症例や、合併症等の管理に時間を要する症例が比較的多いため、平均在院日数も長くなっていると考えられます。
また、他院より胃瘻造設目的の患者さんの受け入れが増加しており、転院率が高くなっています。
再発脳梗塞によって機能低下が著明な症例や、合併症等の管理に時間を要する症例が比較的多いため、平均在院日数も長くなっていると考えられます。
また、他院より胃瘻造設目的の患者さんの受け入れが増加しており、転院率が高くなっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | 154 | 0.05 | 1.17 | 0.65 | 68.66 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 93 | 0.89 | 14.52 | 1.08 | 81.20 | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | 61 | 5.72 | 10.23 | 81.97 | 76.92 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 34 | 1.59 | 15.74 | 17.65 | 78.32 | |
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | 29 | 1.83 | 8.17 | 13.80 | 66.76 |
2023年11月に消化器内科病棟を新設し、内科で管理していた消化器分野を独立させました。それまで内科として消化器分野も管理していたため、内科での手術の多くは内視鏡によるものとなっています。内視鏡的胆道ステント留置術は、胆汁の流れを良くするため、内視鏡を用いて胆道にステントを留置します。胃瘻造設術は嚥下障害、摂食障害の高齢患者さんの栄養経路を確保する目的で行います。ご本人またはご家族へのインフォームドコンセントを十分に行い、必要時には倫理カンファレンスも行った上で実施しています。
総合診療科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | 21 | 46.19 | 47.38 | 0 | 76.57 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 | - | - | - | - | - | |
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | - | - | - | - | - | |
K681 | 胆嚢外瘻造設術 | - | - | - | - | - |
総合診療科での手術は、胃瘻造設術や気管切開術など、比較的に高齢で寝たきりに近い状態の患者さんの栄養経路と呼吸の確保を目的に行われています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 90 | 1.63 | 7.02 | 0 | 65.21 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 81 | 1.32 | 3.51 | 1.23 | 67.05 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | 54 | 0.15 | 1.37 | 1.85 | 71.65 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 34 | 4.62 | 12.44 | 0 | 73.68 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 25 | 0.16 | 3.60 | 0 | 39.20 |
外科では腹腔鏡を用いた低侵襲手術が増えてきています。腹腔鏡手術は開腹術と比較し大きな傷をつくらなくて良いため、術後の回復が早いというメリットがあります。
術前管理から退院後の管理までトータルに患者さんを支援する診療に努めています。
術前管理から退院後の管理までトータルに患者さんを支援する診療に努めています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 | 66 | 2.41 | 49.91 | 0 | 81.44 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術 肩、股 | 39 | 4.51 | 42.46 | 2.56 | 83.49 | |
K0462 | 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 | 16 | 2.75 | 25.31 | 12.50 | 62.31 | |
K0821 | 人工関節置換術 肩、股、膝 | 13 | 3.54 | 55.54 | 7.69 | 68.00 | |
K084 | 四肢切断術(上腕、前腕、手、大腿、下腿、足) | 11 | 8.09 | 50.91 | 9.09 | 72.91 |
上位2位の症例は平均年齢80歳以上となっており、高齢者の転倒等による外傷に対して多く行われています。その他も高齢の患者さんの外傷に対する手術が多くなっています。
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | 124 | 0.20 | 1.79 | 0.81 | 68.50 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 50 | 1.16 | 9.62 | 2.00 | 79.06 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 18 | 0.72 | 12.56 | 5.56 | 72.89 | |
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | 17 | 0.41 | 5.53 | 11.76 | 70.47 | |
K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 11 | 0.91 | 6.00 | 0 | 68.00 |
2023年11月に消化器内科病棟を新設し、内科で管理していた消化器分野を独立させました。消化器内科での手術は内視鏡を使用するものが多く、かつ、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術などの早期治療に多く取り組んでいます。
産科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K9091イ | 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法) | 21 | 0 | 1.05 | 0 | 33.76 | |
K8981 | 帝王切開術(緊急帝王切開) | 18 | 0.83 | 7.56 | 0 | 30.17 | |
K893 | 吸引娩出術 | 12 | 1.00 | 5.67 | 0 | 32.75 | |
K8982 | 帝王切開術(選択帝王切開) | 10 | 1.30 | 7.30 | 0 | 30.00 | |
K8962 | 会陰(腟壁)裂創縫合術(分娩時)(肛門に及ぶ) | - | - | - | - | - |
当院の流産手術は近年、手動真空吸引法によるものを導入しています。これは、旧来の鉗子を使用した鋭的掻爬法とは異なり、柔らかい使い捨ての器具を用いて吸引する手術法です。掻爬法に比べて比較的子宮への負担が少ないと言われています。
2023年度の出産件数は224件、内訳は自然分娩169件、帝王切開分娩他28件、吸引分娩他12件となっています。
2023年度の出産件数は224件、内訳は自然分娩169件、帝王切開分娩他28件、吸引分娩他12件となっています。
婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) | 39 | 0.87 | 4.05 | 0 | 46.13 | |
K877 | 子宮全摘術 | 35 | 1.69 | 7.51 | 0 | 49.63 | |
K860-2 | 腟断端挙上術(腟式、腹式) | 19 | 1.58 | 8.68 | 0 | 71.16 | |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 | 19 | 1.00 | 5.74 | 0 | 50.63 | |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 17 | 0.47 | 1.94 | 0 | 44.59 |
当地域では婦人科領域の悪性腫瘍は大学医学部附属病院へ集約されています。当院の婦人科では良性腫瘍や高齢者の生殖器脱などの手術を主に行っています。低侵襲の腹腔鏡手術も積極的に行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 16 | 0.30 |
異なる | 20 | 0.37 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - |
敗血症は、DPCで高額な点数が設定されており、臨床的に根拠のある診断が必要です。敗血症で、DPC病名と入院契機病名が異なる場合の入院契機病名は、主に肺炎や腎盂腎炎などの感染症でした。年齢別に80歳以上が70%を占めており、症状が重症になりやすい高齢の患者さんが多くなっています。
※播種性血管内凝固症候群、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併は患者数が10未満のため詳細は公表しておりません。
※播種性血管内凝固症候群、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併は患者数が10未満のため詳細は公表しておりません。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
638 | 578 | 90.60% |
手術前に対象患者に対し肺血栓塞栓症リスク評価表に基づき評価し、医師の指示のもと積極的に予防対策に取り組んでいます。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
2128 | 1976 | 92.86% |
血液培養オーダーは2セットを基本とし検出感度を上げています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
830 | 710 | 85.54% |
紹介元の医療機関にて検査実施、確定診断後に入院される方以外には基本、入院時に細菌培養同定検査を実施しています。
更新履歴
- 2024.09.25
- 「病院情報の公表」における病院指標(令和5年度)を公開しました。
入院患者さんの年齢別患者数は上記の通りで、60歳以上で73.9%、70歳以上が60.5%を占めており、症状が比較的重症になりやすく、複合的な問題を有する高齢者の入院が多くなっています。
また、小児期の患者さんが比較的多いのは当院の産科で出生した新生児の中で入院される方が一定数あること、地域の小児救急医療に積極的に取り組んでいることなどがその理由として挙げられます。